リフォームの重要性
お墓は、1年中風雨や紫外線にさらされています。
定期的なケアやリフォームが必要な家の外壁や屋根のように、お墓も定期的にリフォームが必要なのです。
劣化しやすい環境に長く置かれると、ヒビや亀裂などが入ってしまいます。その状態が続くと、カビの原因になるほか、最悪の場合はお墓の倒壊につながります。
一般的には10〜20年に一度、お墓のリフォームが必要とされています。
もし大地震や水害などの自然災害があった場合は、早急に点検してください。
見た目の状態がきれいであっても、亀裂や傾きが見つかるケースもございます。
長く安全にお墓を守っていくために、定期的な点検とリフォームを行うようにしましょう。
耐震リフォーム
お墓のリフォームの代表的なものに、耐震工事があります。
地震でお墓が倒れてしまうと、お墓の修繕費用が掛かるほか、万が一隣のお墓を傷つけてしまったりすると損害賠償を求められる可能性もあります。
こういった手間やトラブルを防ぐためにも事前の耐震工事をおすすめしております。
耐震リフォームの施工方法
1.耐震ピン工法
既存のお墓の耐震施工として最もポピュラーな方法です。
墓石の間に「ダボ」と呼ばれる金属の棒を差し込んで連結します。
比較的短期間で安く加工できるほか、施工の痕跡が、外観からは見えないのが特徴です。
2.接着剤工法
名前の通り、お墓専用の耐震ボンドで接合部を接着する方法です。
墓石そのものには基本的に手を加えないので工期が短く、施工料も抑えられるので、コストパフォーマンスを考えれば、最も手軽な地震対策といえます。
その他リフォーム事例
傾きを直す
大規模な地震が起きて、墓石が倒れてしまう場合があります。
お墓にも地震対策が必要です。
傾きを直すのはもちろん、耐震・免震も検討してみませんか。
外柵を交換
外柵は、お墓の見た目に大きく関わる部分です。
風雨の浸食で劣化しがちなので、リフォームで清潔を保ちましょう。
内砂利を交換
こちらも風雨によって劣化や汚れが目立ちやすい部分です。
砂利を変えるほか、石張りにすることで雑草のお手入れが楽になるリフォームも可能です。
磨き直す
新しいお墓はピカピカと輝いていますが、風化によってツヤが失われてしまいます。
くすみや表面の変色は、磨き直すと蘇ります。